当院の口腔外科治療
親しらずの治療
親しらずが生えてきたら、抜歯する必要があると思われている方が多いかと思います。しかし、その親しらずの生え方や場所などによって、抜歯が不要なケースもあるのです。また、抜歯した親しらずを他の歯に移植できることもあります。抜歯するべきか、せざるべきか。抜歯する最適な時期はいつか。まずは歯科医院にて、正しい診断をお受けください。
抜歯が必要なケース
- 腫れを繰り返している
- 食べ物が詰まりやすく、虫歯の恐れがある
- 他の歯を押して生えており、歯並びに影響が出てしまう
- 上か下のいずれかしか生えていない
抜歯が不要なケース
- 痛みや腫れがない
- 傾きがなく正常に生えている
- 将来的にブリッジの土台として使える
再生医療について
抜歯した歯が将来の再生医療に役立ちます
失われた機能を再生させるための細胞や組織を移植する再生治療。実は、歯の中にある歯髄細胞は骨髄細胞に酷似しており、抜歯した歯を保存しておくことで将来的に再生医療に使用することができるのです。そのため当院では、親しらずや乳歯を抜歯した場合には、歯の保管ができる歯髄バンクをおすすめしています。
歯髄バンクって?
細胞増殖力が高い歯髄は、iPS細胞化の効率が良く、再生医療に適しています。これは、歯周組織の再生だけでなく、脊髄損傷、脳梗塞、神経、骨、血管などの幅広い治療に使用できるのです。ご自身はもちろん、ご家族に適応できることもございます。親しらずや乳歯を抜歯して保管するだけで、将来の再生医療に役立つおすすめのシステムです。治療前に歯科医師からの丁寧なご説明をさせていただきますので、ご興味ある方はお気軽にご相談ください。
顎関節症の治療
顎関節症は、顎の関節周辺に何らかの異常が起こり、痛みを伴う、音が鳴る、口の開閉がしにくいなどのさまざまな症状が出てしまう病気です。その原因もさまざまで、歯の食いしばりや顎への負担をかける癖や姿勢を取っていること、噛み合わせの悪さなど多岐に渡ります。
当院では、顎への負担を軽減するマウスピースによる治療や、癖や姿勢の改善アドバイスを行い、顎関節症の治療を行っています。
こんな症状は顎関節症の疑いがあります
- 顎が痛い
- 口の開閉がしにくい
- 顎を動かすと音が鳴る
- 噛み合わせに違和感がある
- 頭痛や首、肩、背中の痛み
- 腰痛や肩こりが治らない
- 顎関節周辺の痛み
- 耳の痛みや耳鳴り、難聴がある
- めまいがする
- 目が疲れる